糖尿病内科

糖尿病内科について

糖尿病内科について

糖尿病内科とは、糖尿病およびその合併症(網膜症、腎臓障害、神経障害、動脈硬化症など)に対して、診断・治療・コントロール・予防を専門的アプローチで行なう診療科をいいます。

糖尿病とは?

糖尿病とは、血糖値(血液中のブドウ糖の濃度)が慢性的に高くなる病気のことをいいます。血糖値を下げる役割を持つインスリンの分泌量の低下や、インスリンの感受性の低下、あるいは両者の合併により発症します。
高血糖状態が長く続くと、全身の血管に障害が出て失明や腎不全、さらには心臓病などの重篤な合併症を引き起こす危険性もあります。初期には自覚症状に乏しいうえ、知らないうちに合併症が進行するので、定期的な通院・治療が不可欠になります。

糖尿病の種類

糖尿病の種類

糖尿病には、1型糖尿病、2型糖尿病に加え、妊娠中に発症する妊娠糖尿病、一部の薬剤や他の疾患が原因で起こる糖尿病があります。それぞれ原因や病態、治療法が異なるため、まずはどのタイプの糖尿病なのかを正しく診断することが治療の第一歩となります。

1型糖尿病

自己免疫がインスリンを分泌する膵臓のβ細胞を破壊する(エラーを起こす)ことで発症する糖尿病。インスリンがほとんど、またはまったく分泌されなくなるために、原則としてインスリン注射による治療が必須となります。急激に発症するタイプもあれば、緩徐に進行するタイプもあります。

2型糖尿病

遺伝的な要因に加え、食べ過ぎや運動不足、肥満などの好ましくない生活習慣が組み合わさることで発症します。2型糖尿病は、糖尿病患者全体の約90%以上を占めています。1型糖尿病に比べるとインスリン分泌は保たれていることが多いですが、痩せている方や糖尿病の経過が長い方などではインスリンの分泌が低下していることもあり、インスリン注射による治療が必要となる場合があります。

妊娠糖尿病

妊娠中に糖代謝異常が生じます。母体・胎児のために適切な血糖管理が不可欠になります。
産後に糖尿病に移行するケースもあるため、出産後も定期的な検診受診をお勧めします。

その他の糖尿病

遺伝子の異常、膵臓の病気、肝臓の病気、内分泌疾患、薬剤の副作用などでも糖尿病を発症することがあります。原因となった病気や薬剤を正確に突き止めることが大切です。

糖尿病の診断

糖尿病の診断は、主に血液検査の血糖値とHbA1cの値を見ることで行ないます。

◎血糖値
採血時点での血液中のブドウ糖の濃度を表します。当日・前日の食事の影響を受ける場合があります。

◎HbA1c
過去1~2カ月の血糖値の平均を表しています。当日・前日の食事の影響は受けませんが、血液検査のHb(貧血)の値などに影響を受ける場合があります。
次の①および②を満たす場合に、糖尿病と診断されます(例外もあります)。① 血糖値の基準:早朝空腹時血糖≧126mg/dL、食後血糖≧200mg/dL ② HbA1c≧6.5%

また、糖尿病の病型の判定のため、糖尿病と診断された方には下記の検査を追加で実施します。
◎抗GAD抗体:1型糖尿病で検出される自己抗体
◎Cペプチド:膵臓からインスリン分泌が保たれているかの指標

65歳未満の方の血糖コントロール目標

65歳未満の方の血糖コントロール目標

65歳以上の方の糖尿病コントロール目標

65歳以上の方の糖尿病コントロール目標

基本的ADL:着衣, 移動, 入浴, トイレの使用など
手段的ADL:買い物, 食事の準備, 服薬管理, 金銭管理など

糖尿病の合併症

高血糖状態が続くことで下記のような合併症のリスクが高くなります。合併症の発症を予防し、あるいは進行を遅らせるためには、血糖コントロールを適切に行なうことが何よりも重要です。定期的な検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。

◎細血管障害(細い血管が詰まることで生じる合併症、糖尿病の三大合併症といわれています。)
・神経障害:両手・足の痺れや痛みを起こしたり、起立性低血圧や胃腸運動障害、排尿障害の原因になったりします。症状の進行により痛覚が鈍くなる結果、足の裏の怪我に気が付かず感染が広がり壊死してしまうことがあります(糖尿病性壊疽)。入浴時には足の裏を観察し、治りの悪い傷がある場合には早めに皮膚科にかかるようにしましょう。
・網膜症:日本人の方の失明の原因として上位に挙げられるのが糖尿病による網膜症です。
失明に至る前であれば治療により進行を抑えられる場合もありますので、眼科に定期的にかかり、眼底検査を受けるようにしましょう。
・腎症:血液検査でのCre, eGFRの値や、尿検査での尿中アルブミン(尿蛋白)の値で評価を行ないます。進行すると尿を生成することができなくなり、生涯にわたって透析が必要となる場合があります。

◎大血管障害(糖尿病により動脈硬化が生じることで、下記のような命に関わる病気になる確率が高くなります。)

  • 脳卒中(脳梗塞や脳梗塞)
  • 心筋梗塞
  • 閉塞性動脈硬化症(足の血管が詰まってしまう事)

低血糖とは?

低血糖とは?

インスリン注射を行なっている方やインスリンの分泌を促す薬を内服している方は、低血糖に注意が必要です。血糖値が70mg/dL未満になる状態をいい、手の震え, 冷や汗, 空腹感, 倦怠感などの症状を引き起こしますが、糖尿病の罹患期間が長い方やご高齢の方には症状が出現しないことも少なくありません。なお、血糖値がさらに低下し、50mg/dL未満になると意識を失ってしまう事があり危険です。ブドウ糖を常に携帯するようにしましょう。

糖尿病の治療

食事療法

体格および活動量に応じた適正なエネルギー量や栄養バランスを意識して摂取しましょう。食物繊維は20g/日以上摂取することが望ましく、朝の欠食や遅い時間帯の夕食、就寝前の夜食は控え、3食規則正しく摂取することが大切です。

運動療法

食後に20~30分の有酸素運動(歩行やジョギング)を行ないましょう。筋トレも血糖改善に効果が期待できます。運動後24~48時間は血糖降下作用が持続するため、運動しない日が2日間以上続かないようにしましょう。
*なお、下記に当てはまる方は運動療法を控える必要があります。事前に医師に相談の上で実施可能か確かめるようにしましょう。

  • 空腹時血糖値≧250mg/dLまたは尿ケトン体陽性など、血糖コントロールが悪い方
  • 眼底出血あるいは出血の可能性の高い増殖網膜症・増殖前網膜症(かかりつけの眼科の先生に相談するようにしましょう)
  • 腎不全の状態にある場合
  • 心筋梗塞など重篤な心血管系障害がある場合
  • 骨・関節疾患がある場合
  • 急性感染症を発症している場合
  • 糖尿病性壊疽をきたしている場合
  • 高度の糖尿病自律神経障害がある場合

薬物療法

血糖コントロールが著しく不良な場合や、食事療法や運動療法でも目標の血糖管理を達成できない場合には薬物療法を導入します。併存疾患やライフスタイルに応じて様々な選択肢をご提案いたします。1型糖尿病の方はインスリン治療が必須となります。2型糖尿病の方でも、インスリン分泌が低下している場合は、インスリン療法をお勧めする場合があります。また、著しい高血糖(空腹時血糖>250mg/dL, 尿ケトン陽性など)の場合にもインスリン治療を早期に導入する場合があります。

当院の糖尿病治療の特徴

当院では、豊富な臨床経験を持つ糖尿病専門医による診断と治療を行なっております。実際の糖尿病治療には、状態に応じた薬物療法も用いられますが、まず大切なのは生活習慣の改善になります。これによって血糖コントロールをしっかりと行なうことで、重症化を防ぎ、糖尿病とよい関係を保ちながら生活していくことも可能となります。

糖尿病専門医による診断と治療

当院の鈴木院長は、糖尿病専門医の資格を有しており、豊富な症例を経験しております。

*糖尿病専門医とは、糖尿病の診断・治療・管理において高度な知識とスキルを持ち、日本糖尿病学会が認定する資格を持つ医師をいいます。この資格を有するには、3年以上の専門的研修を終え、筆記・面接試験に合格しなくてはなりません。

管理栄養士による食事指導

管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。健康な人から、病気や高齢で食事に注意しなくてはならない人まで、それぞれの状況に合わせて専門的な栄養指導および管理を行ないます。

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