高血糖状態が続くことで下記のような合併症のリスクが高くなります。合併症の発症を予防し、あるいは進行を遅らせるためには、血糖コントロールを適切に行なうことが何よりも重要です。定期的な検査を受けることで、病気の早期発見・早期治療に努めましょう。
◎細血管障害(細い血管が詰まることで生じる合併症、糖尿病の三大合併症といわれています。)
・神経障害:両手・足の痺れや痛みを起こしたり、起立性低血圧や胃腸運動障害、排尿障害の原因になったりします。症状の進行により痛覚が鈍くなる結果、足の裏の怪我に気が付かず感染が広がり壊死してしまうことがあります(糖尿病性壊疽)。入浴時には足の裏を観察し、治りの悪い傷がある場合には早めに皮膚科にかかるようにしましょう。
・網膜症:日本人の方の失明の原因として上位に挙げられるのが糖尿病による網膜症です。
失明に至る前であれば治療により進行を抑えられる場合もありますので、眼科に定期的にかかり、眼底検査を受けるようにしましょう。
・腎症:血液検査でのCre, eGFRの値や、尿検査での尿中アルブミン(尿蛋白)の値で評価を行ないます。進行すると尿を生成することができなくなり、生涯にわたって透析が必要となる場合があります。
◎大血管障害(糖尿病により動脈硬化が生じることで、下記のような命に関わる病気になる確率が高くなります。)